歳のせいで涙もろくなってしまって……という年齢にはまだ早いと自負していたのですけれど、そうではないのかもしれません。
元々感動系には弱いので全力でそういうのを回避するタイプでして、「動物のお医者さん」なんてもうタイトルからいけないと長年読まないでいたくらいです。(借りて読んだら全然違っていましたが)
最近知人のワンちゃんが具合が悪いという話を聞いて、先代にゃんこの最期を思い出して泣いてしまったあたりから涙腺が弱くていけません。
先日はカラオケ行ってまた泣いていました。
知人が「これ歌うと泣いちゃいそうになる」と前置きをして歌ったのですが、歌ってる本人でなく私が泣くという展開に自分でびっくりです。
有名な歌なのでしょうか。私は聞くまで知らなかったのですが、岩崎宏美さんの「始まりの詩、あなたへ」という歌です。
歌詞のURL→www.utamap.com/showkasi.php?surl=B28219
歌詞がすごくぐっと来たのですけれど、やはり歌で聞くのと歌詞だけで見るのでは全然違いますね。
そんなわけで続きに今日は歌について銀英からめて語っています。
拍手を押してくださった方、どうもありがとうございます。
とてもたくさん押していただけて、とても嬉しいです。
ゆるゆる~っと続けていければと思っているので、ゆる~っとお付き合い下さればと思います。
歌と言えばOVAのOPとEDが思い出されます。
アバウトのページには2期OPと3期EDが好きと書きましたが、実は何故だかよく口ずさんでしまうのは4期EDだったりします。
OPやらEDって変更された時はきちんと見ますが、ほとんどスキップしてしまうのでそう頻繁に聞いたりしないのに、何故か歌詞がするする出てきて歌えてしまう、小椋さんマジックです。
いつのまにやら脳にインプットされているようです。
しかし小椋さんの歌はキーの設定が難しいので、カラオケでは歌えません。練習して、1曲くらいは歌えるようになりたいものです。
4期のOPの歌も好きですが、とても難しそうですね。歌っている方が大変そうです。
私は唱歌も好んで聞いたり歌ったりします。唱歌だと最近は早春賦が勝手に口から出てきます。やや季節を先取りしすぎていますけれど。
これも歌詞がすごく好きなんです。
著作権が切れているので少し引用させてもらうと、
「谷のうぐいす 歌は思えど
時にあらずと 声もたてず」
が、瞼の裏に震えるうぐいすが浮かぶようで寒さが伝わってきます。
でもこれ
時にあらずと 声もたてず
こんな風に絵を近くにおいておくと、ミュラー→ロイエンタールの詩にも思えませんか。
個人的にはそう思います。そして萌えます。
もう一つ特に好きな唱歌があって、「星の界」という歌です。
訳詞がいくつかあるので「いつくしみ深き」や「星の世界」でご存じの方もいらっしゃると思います。
でも私は中でも「星の界」の訳が大好きです。
これは何故かというと
「人智は果なし 無窮の遠に
いざ其の星影 きわめも行かん」
「ああ洋々たる 銀河の流れ
仰ぎて眺むる 万里のあなた」
このあたりが諸提督方→金髪の詩に聞こえてしかたないからです。
シンプルで優しいメロディーとは裏腹の深い歌詞が好きです。
帝国軍ぽいやや堅苦しい表現の中、「万里のあなた」という言葉のセレクトがたまりません。
この少ない字数でこうも表現力の可能性を見せられると、発表されてから100年くらい経つとは思えません。
カラオケ行くと毎回自分のレパートリーの偏りっぷりを思い知らされるので、今回色んな歌を覚えようと思い立ったところです。
でも、今まで歌ったことのない歌を覚えるのはもちろんのこと、一度歌ったことはあるけれど忘れてしまった名曲なんかも、思い出していけたらいいなと思います。